革靴好きの会計士Penchi

物欲の止まらない公認会計士。平成元年生まれ。令和元年結婚。現在夫婦2人暮らし。洋服、靴が好き(特にビジネスアイテムが大好物)。

エドワードグリーン ドーバー#202ラスト


こんにちは。

 

ついにこの日がやって来てしまいました。1番のお気に入りをテーマに取り上げる日です。

 

そうです、エドワードグリーンのドーバー (EDWARD GREEN DOVER)です。

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美しいの一言..。

キュッと引き締まった土踏まず、綺麗な弧を描くアウトライン。これは芸術品ですか?

Art作品を彷彿させるそのシルエットはさすがのエドワードグリーン。まさに曲線美です。

 

ブランド: エドワードグリーン(EDWARD GREEN)
モデル: ドーバー (DOVER)

原産国: 英国
ラスト: #202ラスト
定価: 226,600円(税込)※20/12月三越伊勢丹オンライン

ソール: レザーソール

製法: グッドイヤーウェルテッド製法

 

言わずと知れたエドワードグリーン。靴好きなら、いや靴好きだけではなく、スーツを身に付け革靴を履く全ての人の憧れと言っても過言ではない超一流ブランド。

その中でも特に人気を集めているモデル『ドーバー (DOVER)』は、Uチップ界の大スターであり『世の中に存在するUチップで好きなものは?』というアンケートがあったとしたら、まず間違いなくトップ3には入るのではないでしょうか。

それほどの大人気モデル。

しかし、それにしてもしかし、今やドーバーは20万円を超えてしまいまして、びっくりしています...。ここ数年で1.5倍くらいになってる?それは言い過ぎか..。でも確実に4-5万円以上は高くなっていると思います。。。いやはや。。

 

そして、そんなドーバーにはさまざまなラストが存在しています。

#32ラストは別名ドーバーラストと言われておりドーバーのために開発されたラストと言われています。このラストはエドワードグリーンの中でも特に細身のラストとなっております。

 

私が所有しているコチラのドーバーはエドワードグリーンを代表する伝統的なクラシカルスタイルの#202ラストです。#202は全体として丸みを帯びた曲線美が強調されたラストで、小ぶりなヒールカップに対してつま先にかけて外側に綺麗なカーブを描きながら、絶妙なラウンドトゥで全体をシメる、『THE英国靴』といったラストになっています。

但し、私のドーバーは#202のDウィズですので、少々細身となっています。

それにしてもやはり曲線がうつくしいです。一説によると、エドワードグリーンの#202ラストはポルシェの911のフォルムをイメージしているとかいないとか。

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ドーバーといえば

そう、ドーバーも言えばコレ。という特徴が2つ、いや3つ。

 

まずは、つま先のスキンステッチ。つま先部分で合流する左右の革を縫い合わせる際に、薄い革の内部に手作業で糸を通すという神業により縫い合わされています。この業は熟練した職人の高い技術が必要となっており、機械ではここまで出来ないのではないでしょうか。

ご参考までにドーバーのつま先と、同じくUチップのJM Westonの598ロジェ2のつま先をアップで比較してみます。

 

(左)JM Weston (右)DOVER

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DOVER

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↑縫い合わせた跡が革表面には出て来ておらず、革の内側で縫い込まれています。

 

JM Weston

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↑縫い合わせの跡が革表面にも出て来ています。

 

どうでしょうか。違い、分かりますでしょうか?これがスキンステッチという高度な技術により創り出されるつま先です。エモいです。ちなみにこの『エモい』って人生で初めて使いました。使い方合ってますか?間違ってたらご指摘頂ければ幸いです。まだ30歳なったばかり。まだまだ若くありたいものです。

 

次に、甲革とモカ革の2枚の革を縫い合わせるいわゆるモカ縫い。このモカ部分のライトアングルステッチ


(左)JM Weston (右)DOVER

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この甲部分とサイド部分の革との縫い合わせたについて、やはりJM Westonでは縫い合わせた跡がしっかり表面に出て来ていますが、DOVERはつま先同様、こちらもスキンステッチの技術が使われているので、表面には縫い合わせたによる盛り上がりはありますが、一つ一つの縫い跡は出て来ていない仕様になっています。

 

そして最後の3つ目は、とにかくカッコいい。何にも負けないカッコ良さがあります。これがドーバー3つ目の特徴です。

 

これはもはや説明不要です。

とにかくカッコ良い。


最後に。。

そんな3つの特徴を持つドーバー。大好きです。

最近履けていないですが、履いた時の写真をアップ致します。

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本日も最後まで有難うございました。

 

Penchi