こんにちは。
本日は、さらに引き続きエドワードグリーン4回目です。
はい、コチラ。ローファーのバッキンガムです。
造形美...。
美し過ぎる。
後述しますが、一流の技術が惜しみなく取り込まれた一足です。
ブランド: エドワードグリーン(EDWARD GREEN)
モデル: バッキンガム (Buckingham)
原産国: 英国
ラスト: #909ラスト
ソール: レザーソール
製法: グッドイヤーウェルテッド製法
ピカデリーとの違い...
エドワードグリーンのローファーというと、もしかしたらピカデリーの方が有名かもしれません。
ピカデリーは、オーソドックスなコインローファータイプなので、確かに合わせやすい。
持っていないので写真の掲載は出来ませんが、いつかこちらのバッキンガムと比較したいところです。
今回のバッキンガムとピカデリー、同じローファータイプでも違いはしっかりあります。
繰り返しになりますがらピカデリーの写真がなくてすいません...。
違い。大きく2つあります。
気が付かれましたでしょうか??
このアングルからの表情、なにかの特徴とダブりませんか?
はい、ご存知ドーバーです。
大好きすぎて唐突写真をアップしたわけではありません。理由があります。
バッキンガムとドーバー、共通点があります。
そう、バッキンガムもドーバーと同様にライトアングルステッチが採用されているのです。
これはピカデリーとの違いです。
ピカデリーの甲革とモカ革との縫い合わせは、ライトアングルステッチは採用されていません。
ネットでピカデリーの画像を検索頂ければ分かりますが、ライトアングルステッチが採用されているバッキンガムはやはり表面の表情が重厚な気がします。
こちらのライトアングルステッチはかなりの高騰技術で、エドワードグリーンの中にも一握りの職人しか手がけることができないそうです。
詳細はコチラでも記載していますので、あわせてご覧下さい。
また、もう一つは、コインローファーであるピカデリーに対して、バッキンガムはベルト部分に穴がなくのっぺらぼうとなっています。
これはこれでカジュアルさが抜けて、エレガントな印象になります。
もともと、コインローファーという言い方は、
ベルト部分の穴にコインをはめていたことが由来になっているようですが、
それだけにこちらの穴はややカジュアル要素があるように感じます。その穴がないローファー、バッキンガム。
まぁ、当時、実際にコインを日常的にはめていたことが、
実話なのかどうかは定かではありませんが。。。
実はこのバッキンガム、過去に手術を受けています....
さて、そんなお気に入りの一足のバッキンガムですが、
実は過去に手術を受けているのです。
フリマアプリで購入してみたものの、ベルト部分の革の縫いどめられている箇所が圧力を受け過ぎたのか、こんな感じで破けてしまっていました。
うぅ痛々しい...。このまま履いていると、おそらく前面部分から裂けていってしまう気がしたので、
銀座三越に修理を出し、いまでは完治致しました。
ローファーではありがちなのかもしれませんが、
紐でしばるタイプではないため、
アッパー部分に負担がかかるとの診断を受けました。
修理については、コチラの記事で過去に書いておりますので、ローファーで同じ症状を抱えられている方は合わせてご覧下さい。
遅れませながら、ラストは#909ラスト...
ラストは#909ラストです。
エドワードグリーンのスリッポン用の木型は複数あり、そのうちの割りかしモダンなタイプです。
若干長めのエレガントなラウンドトゥ。
ローファーなので、サッと履けるメリットに加え、エレガントなシルエットも合わせもつ、#909ラストのバッキンガム。
今ではお気に入りの一足です。
本日も最後まで有難うございました。
Penchi