本日はエドワードグリーンのドーバー。
革靴好きの中で、
1番欲しいUチップは?!
と聞くと、必ず上位にランクインするであろう
エドワードグリーンの名作Uチップ、
ドーバーです
そしてこちらのドーバーは
割と珍しいですが、202ラストです。
ただし、202のDウィズのため、やや細身。
そのため、丸っこさは少し抑えられています。
ドーバーの魅力はなんといっても
U字部分の縫い合わせ、スキンステッチです。
スキンステッチとは、
革の内部を手で縫い通す縫製のことです。
靴の製作において、
パーツとパーツを繋ぎ合わせる時、通常は革の表と裏とを、針で通し糸を貫通させます。
これに対し、スキンステッチでは、
一方から針を入れた後、
その反対側へは針を貫通させず、革の内部のみを縫い通すのです。
表側から針を通しますが、革の裏側にまで針は貫通させずに、革の内部のみで縫い合わせていきます。
つまり、文章では何が起きているのか言い表せないほどの高等技術になります。
これはマシーン製法では無理な話で、
職人が一つ一つ手作業で仕上げるからこそ出来ることです。
なおエドワードグリーンでもこのスキンステッチの工程を担当できる職人はわずか数名しかいないほど、
熟練工のみしかなし得ない技術のようです。
皆様ご存知の通り、
エドワードグリーンはとても丁寧な作り込みにより
職人が革靴を作っています。
そのため、お高いですが、結果的に頑丈で、長く履くことができます。
私のこのドーバー。
ローテーションとしては2-3週間に1回ペースで着用し、既に購入から5年弱。
つまり80-120回ほど着用しているはずです。
しかし、しかし全くいまだに壊れることなく、また革も痛むことなく、
変わらず足を包み込んでくれています。
本当に大好きな一足です。